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済州島カンジョンでの反基地闘争のたより


AWC韓国委員会のイ・スガプ先生から、済州島カンジョンでの反基地闘争のたよりがとどきました。イ先生の8月31日付け決意表明、そして現地攻防の報告です。


AWC日本連の同志たちに報告申し上げます。
この間のチェジュ空港での入国禁止に対する怒りの入国闘争と、訪韓団全員のチェジュ訪問闘争の成果を最大限に拡大強化することが韓国AWCの使命だと考えます。
反帝国主義は闘争を通じて強化発展すると確信します。
AWCの反帝国主義闘争は弾圧によって屈服させることはできないことを見せてやり、この間の日本の同志たちの闘いを無駄にしないように闘争を持続し強化することが重要です。
老衰した身ではありますが、私が再びカンジョンの闘争現場に行き、ろう城場所で、AWCのプラカードを掲げてたたかう予定です。
そのために9月3日12時に、天主教人権委員会の平和・希望チャーター便(175名)に乗ることにしました。
現在、裁判所は反対闘争禁止の仮処分を決定し、公権力投入の直前状況にあります。
反対闘争をいっそう強化するほか無い状況です。万一の場合、高齢者が先頭に立って闘争すべきだと思います。
韓国はまもなくチュソク(お盆)の時期を迎えます。
投獄されようとも軍事基地建設は食い止めねばなりません。
8月31日 AWC韓国委員会運営委員 イ・スガプ


<イ・スガプさんからの報告 5日昼>

連行されていたピョントンサのキム・ジョンイル執行委員長と、チェジュ道民対策委員3名、合計4名に対して4日午後5時に逮捕令状が出て逮捕されました。
4日午後2時、記者会見に対する警察の封じ込め作戦に抗して、突入闘争を2時間ほど繰り広げ、警察の封鎖ラインのところで記者会見を強行しました。
警察との対峙闘争と記者会見のシーンは、テレビニュースで毎回放送されています。
テレビ報道では、先頭で闘っている場面が映っていますが、AWCのプラカードを掲げているのが老人なのがちょっと残念に思われます。
前鉄道労組委員長で現在ソウル地方本部長と、鉄道労組12名が参加して、私が現場闘争に参加していることを知り、私が準備してきた寝袋などを心配して、一人用のテントを用意してくれました。これで楽に寝られる場所は確保できました。
食事問題はスーパーマーケットで朝昼晩と簡単に解決できます。(後略)


<イスガプさんからの報告 6日朝>

5日午前、建設現場のバスの前で、対策委員会指導部と民主労働党チェジュ道党のヒョン・エジャ委員長、ピョントンサのペ・ジョンニョル代表など10人以上が座り込み闘争をしています。この闘争現場と3日に結集した闘争現場への進入を警察数百人が封鎖しており、老人が先頭でこの状況を突破する闘いが切実に要求されているので、先頭で約2時間ほど熾烈な対峙闘争を展開した結果、5日の午前9時に警察が封鎖を解き撤収することになり、座り込み現場に入れるようになったので、5日10時に座り込み現場で決意集会を開きました。
この過程でソウルから来た在野の活動家など知り合いがたくさんいるのですが、この人たちと一般活動家たちがAWCのことをよく知らないのでAWCが現場野宿闘争をしていることを明らかにするため、ヒョン・エジャ民主労働党チェジュ道党委員長に、「軍事基地反対 AWC」というプラカードを掲げることをお願いし同意を得ました。(中略)

現在まで、カンジョンのマウル代表をはじめとした逮捕者は、チェジュ拘置所に収監されており、39人の連行者のうち、34人が釈放され、ふたたび警察から47人に出頭命令が発布されて弾圧が続けられています。これに対し、出頭して海軍基地建設反対の正当性を主張、または強圧的であれば黙秘権を行使すると決意して闘っています。

「公権力投入ゆるせない」総力闘争を宣言

チェジュ道議会が、西帰浦市カンジョン集落に対する公権力の投入に抗議して、強力な闘争を宣言した。1回だけの闘争に終わらせない態勢で、無期限ハンストと街頭集会、上京闘争を排除しないとしている。民主党所属2名、民主労働党、国民参与党他、全5名がハンストに突入。6日午後6時集会を開き公権力投入糾弾大会が行われる。
5日午後8時には、十字路横で200人が結集して文化祭を開催し海軍基地反対を訴えました。
以上、報告いたします。
闘争現場から
イ・スガプ

追伸
9月4日に逮捕された4人はハンスト3日で、面会をしてハンスト中止を求めましたが、現在も無期限ハンストをしています。

 

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