アジア共同行動・日本連絡会議

日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する

日本連絡会議ニュース

 

 

 

エスカレートする李明博政権による入国拒否弾圧を弾劾する!


韓国・釜山入管当局は3月27日、アジア共同行動日本連絡会議の会員である教育労働者ら二名の韓国入国を拒否し、同日中に日本へと強制送還した。われわれはこの李明博政権の暴挙を満腔の怒りをもって弾劾する。

今回入国拒否にあったAWC日本連の会員は、日本帝国主義の朝鮮植民地支配に対する真摯な反省にもとづく正しい歴史教育を推進するという立場から、日韓の教育労働者の連帯を推進してきた。今回の彼女たちの訪韓は、このかん定期的におこなわれてきた韓国・全国教職員労働組合と日本の教育労働者の連帯・交流事業をさらに推進していくための準備の一環であり、韓国の独立記念館への訪問と学習を含んでいた。

しかし、李明博政権は不当にも彼女たちに入国禁止措置を打ち下ろした。彼女たちが昨年8月におこなわれたAWC日本連による「済州(チェジュ)島平和ツアー」に参加していたからである。釜山入管の職員は、彼女たちに対して「江汀(カンジョン)を訪問したことが入国禁止の理由である」とはっきりと述べた。

われわれは、韓国・李明博政権によるAWC日本連のメンバーに対するエスカレートする入国拒否弾圧、そして李明博政権が超法規的に進めている済州海軍基地建設策動を徹底的に弾劾する。

済州島・江汀村における海軍基地建設策動は、アジア太平洋地地域における軍事プレゼンスを増強するというアメリカ帝国主義の新軍事戦略に沿ったものである。広範な抗議の声にもかかわらず、李明博政権と韓国海軍は3月7日以来、済州道知事の工事停止要請をも無視して、基地建設予定地にある希少な自然遺産であり、住民たちの精神的なよりどころであるクロンビ岩の爆破に突入した。自然環境と村落共同体を破壊し、東北アジアの軍事緊張を飛躍的に高めるこの済州島海軍基地建設策動をわれわれは強く弾劾する。

李明博政権は済州海軍基地建設策動に抵抗する現地住民・支援者たちへの弾圧を繰り返している。李明博政権はまた、海軍基地建設阻止闘争に連帯する外国人活動家に対する弾圧をエスカレートさせている。3月14日には江汀現地で海軍基地建設阻止闘争に参加していた外国人二名に強制退去命令が出され、さらに同日、米国の「平和を求める退役軍人会」のメンバー三人が韓国入国を拒否された。

済州海軍基地建設阻止闘争に連帯して現地を訪れたために韓国入国を禁止されたAWC日本連関係者はすでに6名にのぼっている。このようなエスカレートする弾圧は、江汀住民に連帯して共に済州海軍基地建設阻止闘争を闘うわれわれの決意をいっそう強力なものにしている。われわれはすでに、韓国海軍によるクロンビ岩爆破を弾劾して、3月9日に在大阪韓国領事館抗議行動、3月13日に在東京韓国大使館抗議行動をおこなった。われわれは、韓国政府によるわれわれの国際連帯活動に対する執拗な妨害に断固反撃し、江汀住民およびアジア・世界の民衆と共に済州海軍基地建設阻止闘争をさらにいっそう推進していく。

エスカレートする李明博政権による入国拒否弾圧弾劾!
済州海軍基地建設阻止!
米日韓軍事同盟粉砕!米軍はアジアから総撤収せよ!

2012年3月28日
アジア共同行動(AWC)日本連絡会議

 

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