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KMUのメーデーメッセージ


日本の労働者・民衆への連帯メッセージ

フィリピン5月1日労働運動センター(KMU
2015年5月1日

5月1日労働運動センター(KMU)は、日本の労働者・民衆に熱烈な連帯のあいさつを送ります。

このメッセージを書いている最中、私たちは、また一人のフィリピン人労働者が外国の地で死刑を執行されようとしていることへの悲しみと怒りでいっぱいです。彼女の名前はメアリージェーン、インドネシアにおける人身売買の被害者です。彼女は人身売買のために投獄や死刑の脅威に直面している多くのフィリピン人の一人です。メアリージェーンの運命に責任があるのは、ノイノイ・アキノ大統領が率いるフィリピン政府に他ならないと私たちは認識しています。アキノ大統領はアメリカ帝国主義の経済的・政治的な押しつけに従い続けています。フィリピンにおける労働者の深刻な状況こそが、多くのフィリピン人をして生命の危険を冒して仕事を求めて外国に向かうようにさせているのです。

フィリピンでは賃金は低く、全国一律最低賃金もありません。賃金水準がもっとも高い首都マニラでは、賃金は一日約11ドルです。しかし、その他のすべての地方では、賃金はそれよりはるかに低いものです。多国籍企業のためにココナツを原料とする製品を提供するプランテーションで働く労働者の一日の稼ぎは3ドル以下です。

多くの労働者が一日8時間以上の労働、労働災害に関する危険の下での労働を低賃金で受け入れることを強いられています。

多くの労働者が職場で苦しんでいますが、生計のための選択肢はわずかしか残されていません。なぜなら、フィリピン政府は経済を外国からの投資に託していますが、それは著しい雇用を生み出すものではなく、フィリピンの現実の発展をもたらすものでもないからです。

ノイノイ・アキノ大統領が率いるフィリピン政府は、その傀儡性ゆえに、米国の新自由主義政策に付き従っています。

傀儡であることをさらにはっきりと示すために、アキノ大統領はさらに多くの米軍部隊がフィリピンにやってくることを許す新たな軍事協定を米国と結びました。その協定には、フィリピン国軍の軍事キャンプ内の施設を米軍が使用できるという内容も含まれています。現在、以前よりもさらに多くの軍艦がフィリピンのさまざまな港に寄港するようになっています。米軍は自分たちが望むことは何でもでき、犯罪を犯してもフィリピン側によって拘束されることはなく、結局のところ好き放題に振る舞うことを許されているのです。

フィリピン人は米国およびその他の帝国主義諸国による経済的・政治的支配と闘わなければなりません。

私たちは日本の皆さんの闘いが同様により強くなることを期待しています。団結し、労働者・民衆の権利のために闘いましょう!団結し、アメリカ帝国主義とすべての反動勢力と闘いましょう!

日本の労働者・民衆、万歳!
全世界の労働者・民衆、万歳!

関連資料

» 日本の労働者・民衆への連帯メッセージ(PDFファイル・約119KB)


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