アジア共同行動・日本連絡会議

日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する

日本連絡会議ニュース

 

 

 

5/19不当逮捕への抗議声明‏


5・19不当逮捕の3名にたいして、5月20日、許しがたい勾留延長が行われました。被弾圧者は、獄中での完全黙秘でたたかっています。抗議を集中し、早期釈放をかちとっていきましょう。弾圧をはねのけ、伊勢志摩サミット反対の現地闘争、6/5京丹後現地総決起闘争に決起していきましょう。

沖縄での米兵米軍属によるレイプ・殺害事件が相次いでいます。軍事基地と日米軍事同盟は、まさに侵略戦争と人権蹂躙・虐殺を推進する暴力機構そのものです。沖縄人民や各地の基地周辺住民の怒りと連帯し、米兵米軍属など犯罪者を厳格に処罰し、被害女性や関係者への謝罪・正義と補償を断固として実現し、性暴力を生み出す日米軍事基地と日米軍事同盟の廃棄をもとめ、たたかっていきましょう。

5・19不当弾圧への抗議声明を掲載します。わたしたちアジア共同行動日本連と、米軍Xバンドレーダー基地反対京都/近畿連絡会のものです。


【抗議声明】

大阪府警による不当弾圧を徹底的に弾劾する!
不当逮捕した3名の仲間を即時釈放せよ!
5・26-27伊勢志摩サミット反対現地闘争-6・5京丹後現地集会の成功を勝ちとろう!

大阪府警公安三課は、本日5月19日早朝、京都・大阪の3名の闘う仲間を不当に逮捕した。これは5月2日に強行された計16件の一斉強制捜索を引き継ぐものであり、弾圧のエスカレーションである。今回不当に逮捕された3名はいずれも私たちアジア共同行動(AWC)のメンバーであった。私たちはこの大阪府警による不当弾圧を怒りを込めて弾劾し、不当に逮捕した仲間をただちに釈放することを要求する。

今回の不当逮捕によって、5月2日の不当捜索においては明らかにされなかった「詐欺容疑」なるものの内容が明らかになった。ある会館の会議室を「米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会」と「伊勢志摩サミット5・21関西集会実行委員会」の会議に利用したにもかかわらず、それを労働組合の名義で借りていたというのがこの「詐欺容疑」なるものの概略である。だがそもそも、利用申し込みの段階において、「催し物の名称」と「内容」については、それぞれ「Xバンド近畿連絡会」、「5・21サミット反対実行委員会」と記載されており、どのような趣旨で会議室を使用するのかについてはっきりと明らかにされているのである。

5月2日の一斉強制捜索に引き続く今回の3名の不当逮捕は、あからさまな政治弾圧である。それは、米軍Xバンドレーダー基地反対闘争に関わる昨年6月4-5日の「道路運送法違反容疑」なるものを口実にした3名の不当逮捕と十数か所への一斉強制捜索と同様に、言いがかりに等しい「容疑」をつくりだすことによって、社会運動を委縮させ、押し潰そうとするものである。このような弾圧を決して許しておくわけにはいかない。

国家権力によるこの不当な政治弾圧の狙いはきわめてはっきりしている。すなわち、伊勢志摩サミット反対闘争および京丹後米軍Xバンドレーダー基地反対闘争に打撃を与えることである。私たちアジア共同行動は、様々な人々や社会団体が共同して取り組んでいるこれらの闘いを積極的に支持し、自らもその闘いの一翼を担ってきた。私たちは今後もこれらの闘いを多くの人々・団体と共に推進し、また、私たちアジア共同行動自身にかけられたこの弾圧と断固として闘っていく。

大阪府警公安三課による今回の暴挙を徹底的に弾劾しつつ、私たちアジア共同行動は、きたる5月26-27日の伊勢志摩サミット反対現地闘争、そして6月5日の米軍Xバンドレーダー基地反対!京丹後現地総決起集会に全力で立ち上がる。同時にすべての皆さんに対して、これらの闘いへの事前弾圧としてかけられた今回の不当逮捕・不当弾圧を弾劾し、このふたつの闘いの成功に向けて、共に立ち上がることを呼びかけます。

戦争体制づくりを推進する安倍政権は、それと一体のものとして国内の治安弾圧体制の強化を飛躍的に強化しようとしている。今回の不当弾圧はその一端をあらわにした。私たちアジア共同行動は、アジア民衆との国際連帯をさらに大きく発展させ、日米軍事同盟粉砕・戦争法廃止、原発再稼働阻止、辺野古新基地建設阻止、沖縄-岩国-神奈川-京丹後の米軍基地撤去、新自由主義政策反対などの広範な闘いの一翼を担い、戦争体制と治安弾圧体制の強化をおし進めようとする安倍政権の打倒に向けてたたかう。大阪府警公安三課による不当弾圧徹底弾劾!不当逮捕した仲間を即時釈放せよ!

2016年5月19日
アジア共同行動(AWC)日本連絡会議

■不当逮捕された仲間の救援活動へのカンパのお願い

弾圧のエスカレーションを許さず、不当逮捕された3名の仲間の早期奪還を勝ち取るための救援活動へのカンパを呼びかけさせていただきます。

【送付先】
郵便振替口座番号: 00180-0-722944
名称: アジアキャンペーン委員会
*「救援カンパ」と明記してください。


5/19 大阪府警による仲間3名の不当逮捕に抗議し、6/5 現地闘争を呼びかける声明

2016.5.19
米軍Xバンドレーダー基地反対京都/近畿連絡会

本日、5月19日早朝、大阪府警公安三課は、米軍Xバンド基地反対「京都/近畿連絡会」の3名の闘う仲間を不当に逮捕した。これは5月2日、「詐欺容疑」で16か所の家宅捜索を行った弾圧の継続である。

5月2日、強制捜索の際に大阪府警が明らかにしなかった「詐欺容疑」の中味は、大阪・天満の「エル大阪(労働会館)」で米軍Xバンドレーダー基地反対やサミット反対の会議を行った際、自立労働組合連合の名義で会議室を借りた「名義詐欺」、また、「エル大阪」は労働組合に対して一般より安く部屋貸ししており、この差額の部屋代を「詐取」したというのが逮捕理由とのこと。6/5京丹後現地闘争に対する事前弾圧であり、合わせて反サミットに対する予防弾圧に他ならない。全く不当な弾圧だ。

私たちは、非暴力直接行動で現地の住民と連帯して闘いを進めており、権力につけいる隙を与えない。デッチ上げやこじつけは権力の権威をおとしめ、安倍内閣の不当性を証明するものだ、ということを徹底的に暴露するものである。こうした不当弾圧を許さず、3名の早期奪還に向けた闘いを呼びかけ、みなさんのご協力をお願いします。

私たち「京都/近畿連絡会」は、この6/5 京丹後現地闘争を企画し、みなさんに呼びかけている。この現地闘争は、沖縄から平和運動センター議長の山城博治氏をはじめ韓国、神奈川など全国から反基地の仲間が結集する最大級の取り組みを準備してきた。

京丹後・宇川地区では、運転開始と同時に地域住民は精神的・身体的苦痛を伴う騒音に悩まされ、運転開始後わずか3ヶ月で20件に及ぶ米軍関係者の交通事故があり、昨年12月25日には、軍属の車が赤信号で突っ込み、地元の青年が負傷した。米軍属は「自分は青だった」と引き下がらず、結局、青年は生活のため裁判などしている余裕も金もなく、泣く泣く示談に応じさせられた。

こうした事態を打開すべく、日米地位協定の国内法適用改正、事件・事故への被害者補償制度の検討などが地元で進んでおり、私たちも全面支援の体制で臨んでいる。

しかし、京丹後のXバンドレーダーは、単に地元の「安心・安全」だけが問題ではない。

3/7から4/30にかけて行われた米韓合同軍事演習は、朝鮮民主主義人民共和国の金正恩委員長の斬首と武力による朝鮮半島の統一を目的に企画された。韓国軍30万人、米軍1万7000人、この米軍は沖縄普天間基地から海兵隊とオスプレイが、嘉手納基地からB2ステルス戦略爆撃機が、佐世保基地から強襲揚陸艦が、横須賀経由で原子力空母と原子力潜水艦が朝鮮半島に出撃している。この期間、経ヶ岬のXバンドレーダーは臨戦態勢でフル稼働し、日本政府もそして京丹後市もこの米韓合同軍事演習に事実上参加したも同然である。これが戦争法、集団的自衛権の危険な中味である。

既に特定秘密保護法やマイナンバーを強行し、今国会で刑事訴訟法の改悪で詐欺容疑などにも盗聴法の範囲拡大を目論み、戦前の治安維持法に匹敵する人権侵害の網の目を張り巡らしている。

それだけではない。安倍首相は、衆参予算委員会で「私の任期中に改憲」すると豪語している。

今こそ安倍内閣の暴挙を人民「総がかり」で阻止しなければならない。

沖縄の辺野古の闘い、原発全廃の闘い、戦争法廃止の闘い、消費税10%引き上げ反対の闘いなどどれをとっても人民の主権者としての立ち上がりと街頭における直接行動、そして沖縄・韓国・本土をつないだ人民の国際連帯活動が安倍内閣打倒に向けて前進している。参議院選、衆議院選に向けて安倍内閣打倒の野党共闘の努力が積み上げられている。こうした人民の総がかりの闘いを前にして安倍内閣は、沖縄・辺野古につづいて京都・近畿で闘われている米軍Xバンドレーダー基地撤去、THAADミサイル配備反対の闘いを強権的に押しつぶそうとしている。

辺野古埋め立てを阻止し、京丹後のXバンドレーダーを撤去する闘いを更に前進させるため、大阪府警の組織破壊攻撃に団結して立ち向かい、6/5闘争を共に成功させようと呼びかけます。

 

awcjapan21@yahoo.co.jp

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