アジア共同行動・日本連絡会議

日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する

日本連絡会議ニュース

 

 

 

伊勢志摩サミット反対の現地闘争報告。5月26日、初日。


AWC中心的メンバー3名が5・19不当逮捕によってサミット反対現地闘争の直前に拘束されたままとなりました。また5月24日、つくばのG7サミット反対闘争のメンバーも国家権力の不当な逮捕攻撃を受けました。こうした国家権力の弾圧と獄中で闘う仲間と繋がりながら、伊勢志摩サミットに反対する現地闘争が5月26日、27日の二日間にわたって取り組まれました。

不当弾圧に抗し、かつ伊勢志摩サミットの現地には約2万5千人の警察権力などの戒厳態勢が敷かれました。オバマ訪問の広島には約4500名の警察権力が投入され、東京、大阪など全国のターミナルにも数万人規模の国家権力が配置されました。治安弾圧と不当逮捕の攻撃が激しいなかで、これと正面から対峙して、伊勢志摩サミット反対の現地闘争へアジア共同行動(AWC)も立ち上がっていきました。主催は、反サミット実のよびかけと、アジア共同行動(AWC)日本連など現場に決起した「現場共催」でした。

わたしたちは、G7首脳会合によって、その欧米日帝国主義が世界中を略奪して貧富の格差をさらに拡大すること、これに抵抗する各地の人民闘争を「対テロ戦争」・侵略戦争によって殺戮と暴力で支配すること、これにアジア太平洋や世界の各地の人民闘争と国際連帯して、帝国主義支配の打倒ー労働者・被抑圧人民・被差別大衆の解放闘争をすすめようとして現地の直接行動をたたかったのです。

安倍政権は、帝国主義諸国や中国など大国などとの激しい市場争奪戦のなかで、労働者・人民の民主的諸権利を蹂躙し、日米軍事同盟強化・戦争国家化・天皇元首化への歴史的転換を強行し、福祉切り捨て・新自由主義的搾取強化・増税・労働法制改悪など貧困と格差、差別排外主義を激烈化してきています。

伊勢志摩サミットも、天皇制の賛美と強化を目論み、中国や朝鮮民主主義人民共和国への敵視と軍事的対決の強化、そしてISなどへの「対テロ戦争」と略奪など、日本政府・独占資本の強盗的侵略戦争と独裁政治の路線推進に利用していることは明らかでした。

だからこそ、アジア共同行動(AWC)勢力は、アジア太平洋各地人民の反帝国際共同闘争として闘い、かつ資本主義・帝国主義の独占ブルジョアジーを打倒し労働者・被抑圧人民の解放を闘う左派勢力の広範な結集をめざして、かつ大衆的直接抗議行動を進めるために、伊勢志摩サミット反対の現地闘争に決起していきました。

AWC韓国委員会と韓国民主労総・全解闘(解雇者復職特別委員会)、フィリピンのバヤンは、入国拒否攻撃を跳ね返し、現地闘争へ参加しました。AWC韓国委員会、フィリピン・バヤン、台湾労働人権協会、米国・ANSWER連合の連帯メッセージや連帯行動も、届きました。

そしてフィリピンILPS(国際人民闘争連盟)の第一委員会からは、闘争メッセージが寄せられました。

AWC首都圏から、名古屋の笹日労から、AWC京都実、大阪・神戸のAWCメンバー、そしてAWC九州山口実から、さまざまな共闘関係でAWC勢力の総勢50名規模が闘いました。 5月26日の初日には、午後13時30分から、三重県津市のサンワーク津にて、「G7サミット反対5・26津集会」が行われました。今にも雨が降り出しそうな曇り空のもとで、集会室には約100名が結集しました。発言は、次の諸団体個人が話しました。反サミット実からの基調的発言、三重現地から2名のかた、休憩を挟んで、AWC韓国委員会のホ・ヨング代表のビデオメッセージ、韓国民主労総・全解闘、フィリピン・バヤン、アイヌ民族、「G7茨城・つくばサミットを問う会」のメッセージ、兵庫、5・21関西集会実行委、名古屋の笹日労、そして東京の「伊勢志摩サミット反対実行委」のAWC首都圏など、でした。

韓国民主労総は、この場に参加できて光栄と話し、パク・クネ政権批判をはじめた。経済成長の低下と所得格差の拡大、青年の犠牲とその失業率9、5%、資本家による低賃金と長時間労働の攻撃が蔓延する労働者民衆の情勢。これにたいして、仕事の分ち合いと雇用確保が求められる。OECD内で低賃金と長時間労働が第一位。劣悪で非正規職型労働者の固定化。労働災害多発と「自殺」。成果を上げないと非正規化となる労働者多数。生存権を破壊し、労働法制改悪や、軍事費の増大。朝鮮半島の非核化ではなく、サード・ミサイル配備という緊張激化。韓国総選挙で与党は改憲を狙う。保守野党が勝利した。労働法改悪の動きが強い。だから、戦争と貧困を拡大するサミットに反対だ。反帝国主義と左派勢力 がともに闘い、前進するよう運動するとアピールしました。

フィリピン・バヤンは、日米帝国主義による新植民地・従属支配をして、フィリピンを圧殺していると批判し暴露した。サミットで帝国主義が侵略戦争をつよめ、新自由主義グローバリジェーションの略奪を激化させている。フィリピン人民が生存権と民族自決権を奪われているなかで、社会的正義と民族解放、侵略戦争反対と平和/自由をもとめ闘うと、決意表明しました。


伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その1 伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その2

伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その3 伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その4

伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その5 伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その6

伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その7 伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その8

伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その9 伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その10

伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その11 伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その12

伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その13 伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その14


その後、津市内のサミット反対デモが行われました。警視庁が弾圧と規制をするために来ていました。約100名のデモがサンワーク津から津駅を往復しました。元気いっぱいに、サミット粉砕、戦争法廃止、安倍政権打倒、沖縄辺野古新基地建設阻止、原発再稼働反対、労働法制改悪阻止、盗聴法粉砕、沖縄・アジア人民と連帯、日米軍事同盟廃棄など、シュプレヒコールをあげていきました。先頭には、韓国民主労総やフィリピン・バヤンの海外ゲストがたって、国際共同闘争として牽引していくなど、行われました。


伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その15 伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その16

伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その17 伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その18

伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その19 伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その20

伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その21 伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その22

伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その23

伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その24 伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その25

伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その26 伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その27

伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その28 伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その29


さらにサンワーク津に戻り、国際交流会を持ちました。アイヌ民族の音楽、韓国民主労総の職場争議報告、フィリピン・バヤンから滞日フィリピン人問題など、交換と質疑など交流しました。


伊勢志摩サミット反対の現地闘争・その30

関連資料

» ILPSのG7伊勢志摩サミットに関する声明(PDFファイル・約147KB)

awcjapan21@yahoo.co.jp

当サイトに掲載された文章・写真等の無断転載を禁じます。
Copyright © 2005-2016, AWC-JAPAN, All Rights Reserved.