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8/21経産省前テント撤去への弾劾声明!


8/21経産省前テント撤去への弾劾声明(AWC首都圏)

国際主義に貫かれた反原発闘争のさらなる発展を勝ち取ろう

8月21日午前3時40分、安倍政権の国家権力と経産省は、全く不当にも経産省前テントを破壊―撤去するという暴挙を行ってきた。われわれアジア共同行動(AWC)首都圏は、この暴挙を徹底的に弾劾する!

●経産省前テントの破壊―撤去を許すな!

まず確認されなければならないのは、経産省前テントの存在は人民による抵抗権の現れとして全く正当であり、違法―不当なのは安倍政権・経産省であるということだ。

原発が全く反人民的であり労働者階級人民の利害とは一致しないことは、2011年3.11における福島原発事故で余すところなく明らかになっている。しかし、安倍政権と経産省は福島原発事故における責任を取ることもなく、性懲りもなく原発を再行動させようと躍起になってきた。こうした所業に対して労働者階級人民の怒りが頂点に達し、巨大な抗議闘争が高揚している。

経産省前テントはこうした人民の原発に対する怒りを根拠に建設されたということは言うをまたない。テントは「原発再稼働反対」、「政府―経産省は福島原発事故の責任をとれ」という人民の要求を掲げた座り込み抗議運動の拠点として建設されたのだ。つまり経産省前テントは、政府の原発政策に対する人民の要求の実体化である。これは人民の抵抗権の実体化であり、福島事故が収束していない現在、その要求は全く正当である。

むしろ不当―違法なのは安倍政権―経産省である。それはこの間の原発再稼働をめぐる政府の出鱈目さを見ればあきらかだ。安倍政権における原発政策は、3・11前と何ら変わっていないではないか。福島の責任は誰がもったのか?原発の安全性は誰が責任をもったのか?誰も責任を取ってはいないではないか!政府の原発政策―福島の無責任性を突きつけてきたのが経産省前テントであり、違法―不当な原発政策をごり押ししているのが安倍政権と経産省ではないか!

●アジア規模の反原発闘争の高揚を勝ち取ろう!

経産省前テントの破壊―撤去とは、政府の原発再策に対する人民の要求―抵抗権にたいする敵対であり断じて許すことはできない。

われわれAWC首都圏は、2012年韓国・ソウルで開催された国際会議―AWCCCB会議において決議された「原発の全廃を求める国際決議」に則り、国際主義―アジア人民との具体的実践的連帯の観点から反原発闘争に取り組んできた。そしてその観点から経産省前テントにおける防衛の一端を担ってきた。

そして経産省前テントは日本国内のみならず闘う海外の人士が必ず訪問する文字通りの国際的交流の場として機能してきたのである。経産省前テントの破壊―撤去とはこうした国際連帯に対する敵対でもある。われわれは国際主義的反原発運動の観点から、テント破壊―撤去を弾劾するとともに、この暴挙をアジア人民―全世界の人民に安倍政権―日本政府の暴挙を発信していく。

国際的団結で原発再稼働にひた走る安倍政権を弾劾していこう!

●経産省前テントの闘いを継承し反原発闘争を闘おう!

そしてわれわれは確信する。例え国家権力が不当な暴力をもってテントを破壊したとしても、われわれの心の中のテントはけっして破壊できない。テントの闘いが切り開いた地平は人民の経験として蓄積し、さらなる反原発闘争の高揚を巻き起こしていくであろう。

われわれはテントひろばが呼びかける「9・11 テント5周年」の闘いに断固として参加していく。そして第二第三のテント建設をも展望しうるような更なる反原発闘争の高揚を勝ちとっていく決意である!

関連資料

» 8/21経産省前テント撤去への弾劾声明(PDFファイル・約138KB)

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