アジア共同行動・日本連絡会議

日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する

日本連絡会議ニュース

 

 

 

AWC-JAPAN、8/27全国会議を開催


8月27日に、東京で、全国会議を開催しました。首都圏、関西、九州山口から参加しました。共闘関係では、基地撤去をめざす神奈川県央共闘会議の檜鼻さん、戦争法廃止!安倍たおせ!反戦実行委員会の松平さん、吉田弁護士に参加していただき、お話や問題提起、行動提起を受けました。また、各地のたたかいや国際関係を共有するとともに、3月総会以降のたたかいと今秋の方針を討議しました。以下、前半期の活動と今秋の方針を掲載します。


前半期のたたかい

  1. 3月の第21回総会以降のたたかい

  2. 第一に、伊勢志摩G7サミットに反対するたたかいを各地、および伊勢志摩現地で進めました。首都圏における反サミット実行委、関西における反サミット実行委、また、名古屋におけるたたかいに結集し、大衆集会やデモを全国でたたかいました。そして、5月26日27日、伊勢志摩現地でのたたかいを、韓国とフィリピンの仲間とともに国際共同闘争でたたかいました。

    第二に、伊勢志摩サミット会合後のオバマ広島訪問に対して、AWC九州・山口の仲間が広島現地での抗議闘争に立ち上がりました。韓国からの抗議闘争団とAWCは、それぞれオバマに謝罪を求めてたたかいました。

    第三に、5・2一斉強制捜査、5・19大阪府警によるAWCの仲間3名に対する不当逮捕をはねのけてたたかったことです。この弾圧は、京丹後米軍Xバンドレーダー基地反対闘争に対する弾圧であるとともに、伊勢志摩サミット反対闘争に対する弾圧でした。3名の逮捕は、伊勢志摩サミット反対現地闘争に対する予防弾圧でもありました。仲間は、サミット終了後、釈放され、当然にも不起訴をかちとりました。

    第四に、5月沖縄闘争や、岩国支援、8・6広島闘争をたたかいました。沖縄辺野古新基地建設を阻止するたたかいを首都圏はじめ、全国で推進してきました。こうしたたたかいのうえに、5月沖縄闘争に派遣しました。岩国では、一の日の愛宕山見守りの集いへの結集を軸に、各地で連帯運動を進め、8月21日には、第三回岩国国際DAYを各地および海外(韓国、台湾、インドネシア)で取り組みました。また、8・6広島闘争は、被爆二世の会を先頭に、韓国の緑ネットワークなどとの日韓共同闘争として今年も取り組まれました。

    第五に、伊方原発再稼動反対闘争を九州・山口の仲間を先頭に、再稼動阻止・全国ネットなどに結集し現地闘争をたたかいました。大きく高揚した反原発闘争の解体と再稼動ラッシュを強行しようとする電力独占資本と安倍政権を許さず、反原発闘争を各地、現地でたたかいました。

    第六に、参議院選挙をめぐって、改憲勢力が3分の2を占めることを阻止するためにたたかいました。沖縄の伊波候補、山口の纐纈候補を支持し、特に山口ではAWC山口の総力をあげて奮闘しました。大衆闘争こそ変革の力であり原動力であることを明確にしたうえで、大衆闘争の発展に寄与する候補を支持してたたかいました。残念ながら、改憲勢力が3分の2を占める事態になってしまいましたが、沖縄と福島では安倍政権の閣僚を破り、東北では秋田を除く全県(青森、岩手、宮城、山形、福島)、北信越(新潟、長野)でも与党勢力をおしなべて敗北させました。すなわち、米軍基地、原発と復興、TPPが激烈な争点となったところでは、安倍政権、与党勢力を敗北させたのです。山口でも、纐纈候補の18万を超える得票は、岩国米軍基地反対闘争にとっても大きな糧となっていくでしょう。

    第七に、今春から全国ニュースの発刊を開始してきました。各地のアジア共同行動では、ニュースを発刊してきましたが、全国ニュースは発刊できてきませんでした。ホームページとあわせて、全国ニュースの発刊を開始してきたことは前半期の大きな成果です。

今秋のたたかい

  1. 改憲へと突き進む安倍政権を倒すたたかいを。

  2. 安倍政権は、衆参両議院で、改憲勢力3分の2を占めました。秋の国会から憲法調査会で討議を始めようとしています。しかし、改憲勢力のなかでも、どこから改憲を進めるのかなど、大きな相違があります。こうしたなかで、自民党の改憲草案を批判し、緊急事態条項の新設から開始しようとする安倍政権の改憲策動への批判を強めていく必要があります。たたかいと世論をおおきくすれば、充分に、改憲勢力の野望を打ち砕くことができるといえるのではないでしょうか。アジア共同行動としては、アジアの民衆と連帯した反改憲闘争を進め、改憲に反対する広範なたたかいの一翼を担っていきたいと思います。九条改悪に反対するアジアの声をのせた小パンフの発刊から開始したいと思います。

    緊急事態条項の新設を含む九条改悪策動とのたたかいを、戦争法廃止、戦争法のもとでの派兵とのたたかいと結合してたたかわねばなりません。南スーダンで戦争法による「駆けつけ警護」を任務化した派兵策動を許さずたたかおう。改憲阻止闘争を、戦争法廃止、派兵反対闘争、反戦反基地闘争と不可分のものとしてたたかっていこう。

    また、戦争策動、改憲策動が強まる中で、排外主義攻撃も激化しています。東京都知事選では、桜井が11万票以上を獲得するなど危険な流れが続いています。戦争国家化と不可分な差別・排外主義の激化と対決していかねばなりません。「日の丸・君が代」強制、愛国心扇動、天皇制強化に反対していこう。強まる戦争策動のなかで強化される保安処分攻撃とたたかおう。また、共謀罪を「テロ準備罪」へと名称をかえた法案が今秋国会にも提出されようとしています。絶対に許してはなりません。今秋、戦争国家化を押し進める安倍政権を打倒する全人民政治闘争を一層前進させていこう。そのために、私たちは、今秋、以下のたたかいを重視して、安倍政権を倒すたたかいの一翼を担っていきま しょう。

  3. 高江ヘリパッド建設阻止、辺野古新基地建設阻止、岩国基地強化反対、京丹後米軍Xバンドレーダー基地撤去、今秋、反基地闘争を全国で押し進め、2016岩国行動を成功させよう。

  4. 参議院選挙が終わるや否や、安倍政権は、沖縄に猛然と襲いかかってきました。県の提訴に踏み切るとともに、全国から機動隊を動員して暴力をもって高江ヘリパッド建設に踏み込んできました。辺野古新基地建設阻止闘争と高江ヘリパッド建設阻止闘争は、今秋、もっとも重要なたたかいとなりました。また、いよいよ来年完成にむけて工事が急ピッチに進められている岩国基地強化とのたたかいも同様です。また、京丹後米軍Xバンドレーダー基地撤去を求めるたたかいも、韓国でサードが配備され、日韓共同のたたかいが求められ開始されています。

    今秋、高江ヘリパッド建設と辺野古新基地建設に反対し、沖縄、岩国をはじめとした各地での反基地闘争を総力で押し進めよう。そのために、

    1. 高江、辺野古への現地結集を各地から進める。これは、首都圏における辺野古実など、各地の共闘団体での派遣を含めて積極的に推進する。
    2. 今秋、京丹後米軍Xバンドレーダー基地反対闘争に結集する。
    3. 横田への来年オスプレイ配備開始に反対してたたかう
    4. 各地で、反基地闘争を進めつつ、これを12月岩国行動に結実させる。

    岩国行動についてですが、以下のように進めます。

    いよいよ、基地強化完成の年とされる2017年が目前となりました。厚木からの艦載機59機の移駐、F35配備が迫っています。また、すでにKC130空中給油機部隊の配備がなされ、オスプレイの訓練拠点としても機能させられています。米軍住宅は、愛宕山270戸、基地内790戸、建設が進められています。予定どおり進めば、米兵1万人が住む街となっていまいます。いよいよ、常時130機前後がひしめき、日米共同基地として、戦争法のもとで、朝鮮半島をにらんだ極東最大の戦闘攻撃機が集中する基地として、日米両軍の出撃拠点基地となります。

    だが、岩国はあまりに知らされていません。わたしたちは、岩国基地問題を全国化していくために奮闘してきました。いよいよ、2017年に入ろうとするいま、今年の岩国行動をとおして、来年、岩国基地強化に反対する全国集会などをもっとも広範なかたちで岩国市民と協力して実現していく必要があります。今年の岩国行動2016を、労働者実、希望の祭り実とともに、2017年、岩国発、全国決起集会などを実現し、岩国基地強化問題を全国のたたかいの課題へと押し上げていく跳躍店として成功させていきましょう。これを、沖縄、京丹後、神奈川、横田など、各地の反基地闘争をつなぐものとして、かつ、韓国をはじめ、海外の反米軍基地運動と連携した国際共同闘争として進め ていきま しょう。

    (岩国行動2017の基本要項)

    主催・三団体
    主な構成
    12月10日(土)
    1じ~4じ岩国・希望の祭り(主催・岩国★まつり実 場所・シンフォニア岩国)
    5じ~8じ 国際連帯集会
    8じ30分 労働者懇親会
    12月11日(日)
    ○じ~ 岩国基地のフィールドワーク
    9じ30分~ 労働者集会(主催・労働者実)
    10じ~ 愛宕山見守りの集い・周辺デモ
    13じ~14じ 基地までのデモ(デモ出発集合場所・時間 )
    ●海外から ●沖縄から ●現地、岩国・山口から

    (国際連帯集会の主な内容)

    アジアからすべての米軍基地撤去を!岩国基地強化反対・国際連帯集会
    主構成
    岩国・山口からのお話
    沖縄から 韓国からのお話
    各地の反基地闘争から
    戦争策動の強化と保安処分攻撃とたたかおう

    ●宿泊 各地各個人にて
    ●岩国行動2016に参加する海外参加者の地方企画は、12月/12日、13日くらいで日程調整

  5. 反原発闘争を、反戦反基地闘争と結合したたかおう。

  6. この夏に伊方原発再稼動を許してしまいました。経産省前テントも反動的判決をうけた強制撤去が強行されました。安倍政権は、反原発闘争の解体と再稼動ラッシュを突き進んでいます。許してはなりません。上関原発建設策動も決してやんだわけではありません。各地で、反原発闘争を推進し、玄海原発など、次の再稼動策動に反対するたたかいを改めて強めていきましょう。同時に、反原発闘争を、すべての核に反対するたたかいとして、今秋の反戦反核、反基地闘争と固く結合して進めていきましょう。

  7. 11月労働者大会に連帯派遣団をおくりだそう。国際連帯運動を進めよう

  8. 今秋、岩国行動などで国際連帯を進めるほかに、11月13日の韓国労働者大会へ若者、青年を中心とした連帯派遣団を出したいと思います。この間、進めてきたアルバイト労組との交流連帯や反基地闘争をめぐる交流連帯を主な内容に、全国から青年派遣団を送り出したいと思います。(青年以外も参加可能です)

関連資料

» AWC前期の闘いと今秋の闘い(PDFファイル・約319KB)


8/27全国会議・その1

8/27全国会議・その2

8/27全国会議・その3

8/27全国会議・その4

awcjapan21@yahoo.co.jp

当サイトに掲載された文章・写真等の無断転載を禁じます。
Copyright © 2005-2016, AWC-JAPAN, All Rights Reserved.