アジア共同行動・日本連絡会議

日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する

日本連絡会議ニュース

 

 

 

欺瞞的「復職命令」を許すな!韓国サンケン労組争議の支援を!


昨年9月から一挙に激しくなった韓国サンケン労組・労働者への整理解雇攻撃。それから今年5月までの約8ヶ月、韓国への日系侵出企業の労働争議に対する日韓労働者民衆連帯の闘いが繰り広げられてきました。4月28日、韓国の地労委に続いて、中労委でも「解雇は不当」と判定が出ました。

これを受けて、焦った会社側は、謝罪も無く、告訴告発の取り下げもなく、工場再開も無く、まったく誠意の無い「復職命令」を出しましたが、その実態はがらんとした空き室での時間つぶしといった事実上の”追い出し攻撃”=第二次解雇攻撃というものでした。当該の韓国サンケン労組の労働者は団結し、仕事と職場への本当の復帰をかちとるために、闘争を継続しています。中労委命令をうけた韓国サンケンの会社・経営陣とサンケン電気日本本社は労組への誠意ある態度を示し、雇用と仕事と生活と権利を保障しなければなりません。

日本側の全労協などや日韓連帯運動勢力など「支援する会」は、さらに韓国サンケン労組への支援を強め、サンケン企業の日本側本社・工場や池袋営業所への抗議を集中しています。

サンケンは、1973年から現在まで、韓国の馬山輸出自由地域へ侵出し、韓国労働者の生産活動に依存して、暴利をかすめ取って、成長してきた日系侵出企業にほかなりません。そして、儲けるだけ儲けて略奪した後、一方的に、韓国労働者を整理解雇して責任放棄する、許しがたい悪徳企業ぶりを露にしているのがサンケン企業の日本本社側です。

100%子会社として韓国サンケンを運営していた経営責任をはじめ、サンケンの日本本社側が道義的社会的責任を果たさず、逃げまわることは絶対に許されません。日本政府と日本企業などは、かつての朝鮮植民地支配への謝罪と賠償を行うこと無く、朝鮮戦争を米国側に立って在日在沖米軍基地や軍需で支え、朝鮮反戦闘争を弾圧し、南北分断に加担し、朝鮮半島の人びとを犠牲にして「特需」や経済侵略で「復興」を果たして来たという、侵略と差別の構造的支配を繰り返してきました。元日本軍「慰安婦」問題への日本政府としての明確な謝罪も賠償も、そして責任者の処罰、誤ちの歴史教育も行わず、約10億円を韓国側へ「渡す」などの欺瞞的「日韓合意」は、そうした日本による韓国への侵略と差別を構造的に繰り返す端的な事態です。断固として、「日韓合意」を破棄し、真の戦後補償を行わなければなりません。韓国サンケン労組への整理解雇、労組潰し、欺瞞的「復職」なども、日系企業の侵略と差別を示す許しがたい蛮行そのものです。徹底的に、サンケン企業を糾弾していかねばなりません。

抗議を集中し、日韓労働者民衆の連帯によって、韓国サンケン労組の争議を勝利にむけて、支援を強めましょう。

  • 抗議先 「サンケン電気株式会社 埼玉県新座市北野3-6-3 代表取締役社長 和田 節(たかし) 電話048-472-111(代表) FAX048-471-6249 総務人事総括部」
  • 毎日の行動 午前7時 東武東上線「志木駅」集合、本社前抗議行動
  • 毎週水晶日 昼休み集会 12時~13時 サンケン電気東京事務所
    池袋メトロポリタンプラザビル前集合

韓国サンケン労組争議の支援・解雇撤回

韓国サンケン労組争議の支援・解雇撤回

関連資料

» これが「復職命令」の実態だ 欺瞞的「復職命令」糾弾!元の職場へ戻せ(PDFファイル・約351KB)

韓国サンケン労組争議の支援・その1

韓国サンケン労組争議の支援・その2

韓国サンケン労組争議の支援・その3

韓国サンケン労組争議の支援・その4

韓国サンケン労組争議の支援・その5

韓国サンケン労組争議の支援・その6

韓国サンケン労組争議の支援・その7

awcjapan21@yahoo.co.jp

当サイトに掲載された文章・写真等の無断転載を禁じます。
Copyright © 2005-2017, AWC-JAPAN, All Rights Reserved.