アジア共同行動・日本連絡会議

日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する

日本連絡会議ニュース

 

 

 

2017岩国国際行動への弾圧を許さないぞ!入国拒否弾圧弾劾!


日本政府による新たな入国拒否弾圧を弾劾する!
反戦・反基地闘争、国際連帯運動への妨害とたたかおう!

日本政府・入国管理局は、米軍岩国基地の強化に反対して11月25日・26日に開催される「岩国行動2017」などの取り組みに参加する予定であったAWC韓国員会代表ホ・ヨングさんの入国を拒否し、韓国に強制送還した。私たちアジア共同行動(AWC)日本連絡会議は、日本政府・安倍政権のエスカレートする入国拒否弾圧、反戦・反基地闘争および国際連帯運動への妨害を、怒りを込めて弾劾する。

11月24日、入国管理局は関西空港に到着したホ・ヨングさんに対して長時間の調査を行い、最終的に入国拒否を通告した。法務省はこれに対する彼の異議申し立てを認めず、25日夕刻に強制送還した。空港入管職員が彼に語ったところでは、日本の入国管理法が「外国人の上陸の拒否」の事由として挙げる「日本国又は日本国以外の国の法令に違反して、一年以上の懲役若しくは禁錮又はこれらに相当する刑に処せられたことのある者」に該当するというのが入国拒否の理由だという。彼は確かに韓国・民主労総の指導部としてそのたたかいに関連して政治的判決を受けたことはある。しかし、それはすでに10年以上も前のことであり、単なる口実にすぎない。

ホ・ヨングさんは、2008年のG8洞爺湖サミットに対する民主労総闘争団の一員として来日しようとした際に入国拒否を受けて以降、来日する都度に空港入管で長時間の調査を受けるなどの嫌がらせを受けてきた。今年6月にAWC日本連が組織した「六月アジア共同行動」に参加するために来日した際もそうであった。そして今回、日本政府・入国管理局は弾圧をエスカレートさせ、入国拒否・強制送還という暴挙に及んだのである。私たちはこれを徹底的に弾劾する。同時に今回の事件は、日本の治安当局が入国拒否の口実を探すためにホ・ヨングさんの経歴を事前に調べ上げたことを示唆している。

日本政府・安倍政権はこのかんAWCおよびAWC日本連の運動に対する弾圧を強めている。さる6月の「六月アジア共同行動」に際しては、別の韓国のたたかう仲間が入国拒否弾圧を受けたばかりであった。また、このかん韓国、米国、フィリピンなどのたたかう仲間が空港入管での長時間の調査などの嫌がらせを受けている。このような弾圧や嫌がらせは年を追うごとに露骨になっており、拡大している。私たちは労働者・民衆の国際連帯運動、反戦・反基地国際共同闘争に対する弾圧を決して許さず、それをはねのけてたたかう。

安倍政権は現在、朝鮮民主主義人民共和国の「脅威」を煽り立てることで、侵略戦争出動態勢の構築を進め、憲法改悪へと向かおうとしている。そして、そのような策動と一体のものとして共謀罪法制の強行制定をはじめ治安弾圧体制を強化し、労働者・民衆のあらゆる抵抗とその発展を抑え込もうとしている。国境を越えた労働者・民衆の団結とそのたたかいの結合を妨害することを狙った今回の弾圧も、そのような動きの中に位置している。

今回の入国拒否弾圧は安倍政権とたたかう私たちの意志をさらに強固なものにさせている。私たちはエスカレートする弾圧に屈することなくたたかい、韓国をはじめアジア太平洋各地の労働者・民衆との連帯をさらに発展させていく。「岩国行動2017」の成功を勝ち取り、岩国を朝鮮半島への出撃拠点することを許さないたたかいを推進する。私たちはあらためて今回の入国拒否・強制送還を弾劾する。貧困を強制し、侵略戦争態勢の確立に向けて強権的なやり方で労働者・民衆のたたかいを抑え込もうとする安倍政権の打倒に向けて共にたたかおう。あらゆる妨害を打ち破り、労働者・民衆の国際連帯のさらなる前進をかちとろう。

2017年11月25日
アジア共同行動(AWC)日本連絡会議

関連資料

» 日本政府による新たな入国拒否弾圧を弾劾する!反戦・反基地闘争、国際連帯運動への妨害とたたかおう!(PDFファイル・約183KB)

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