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2019岩国行動をたたかう!報告その1


2019年11月16−17日の岩国反基地国際行動が取り組まれました。二日間で、のべ250名が参加し、岩国現地や沖縄などの反戦反基地運動の全国交流、関西生コン労組弾圧に反撃する同日の大阪行動と連動した労働者反戦交流集会、そして国際連帯集会、さらに岩国市街地と岩国基地にむけた果敢なデモ、などが行われました。他にも、岩国基地フィールドワーク、反戦反原発の映画上映、さまざまな交流と懇親をもちました。熱気溢れる、国際連帯に貫かれた、それぞれの企画と行動は、各地の左派系労働運動、反戦反基地運動、反核・反原発闘争、住民運動、被抑圧人民・被差別大衆の解放運動、などに希望と前進の大きな機会となり、成功しました。2019岩国行動の報告を、数回にわたって、資料と写真で届けます。報告その1は、初日の労働者反戦交流集会と反基地交流会です。

  1. 岩国労働者反戦交流集会

  2. 今年の岩国労働者反戦交流集会は、同じ11月16日大阪・西梅田公園の「声をあげよう!弾圧をゆるすな!11・16全国集会」と連携し、関西生コン労組弾圧や全港湾への弾圧など、左派労働運動つぶしをはねかえし、原則的な労働運動の前進を展望していくものでした。弾圧をうける当該である関生労組や全港湾大阪からも、少なくない代表を岩国行動へ参加し、不当弾圧への怒りと不屈な戦いと団結を決意するアピールが訴えられました。反基地反戦の三報告が、横田基地反対の首都圏労働者の闘い、京丹後米軍Xバンドレーダー基地反対の京都ユニオン、築城基地反対の北九州ユニオンから行われました。北九州ユニオンからは、大量解雇職場への反撃と外国人労働者の闘いへの支援も話されました。特別決議や連帯メッセージ、そして岩国労働者反戦交流集会実行委の最新のたたかう基調と展望方針が訴えられました。フロアーからは、韓国労働者大会参加者が非正規職労働者が大規模の続々と民主労総に加盟していること、韓国でも粘り強く労組つぶし闘う双竜自動車労組とその指導部に巨額な損害賠償など激しい解体攻撃が進んでいることの報告がありました。またフィリピン移住労働者団体からは、世界資本主義の危機のなかで、帝国主義勢力と対決する労働者の国際共同闘争をすすめようとアピールがありました。参加者は約70名でした。写真と資料を掲載します。

    岩国労働者反戦交流集会・その1 岩国労働者反戦交流集会・その2

    岩国労働者反戦交流集会・その3 岩国労働者反戦交流集会・その4

  3. 反基地交流会

  4. 初日の夕方には、岩国現地の基地反対住民をはじめとした反基地交流会が持たれました。約80名が参加しました。メインの反基地運動住民のパネラーは、地元岩国の岡村寛さん(愛宕山を守る会)、イージス・アショアの萩・阿武配備に反対する安藤公門さん(いのち・未来うべ/イージスふあんクラブ山口事務局)、九州・築城航空自衛隊基地に反対する渡辺ひろ子さん(平和といのちを見つめる会)、沖縄・辺野古新基地建設の阻止行動を展開するキム・チミョンさん、でした。艦載機移駐が進んだ爆音の激しい岩国では、爆音訴訟とそこで飛行差し止めを認めない不当な判決への抗議、福田市長が宜野湾市長選応援のために市財政を支出した問題の住民監査請求の闘い、など、ねばいづよい闘いが話されました。イージス・アショアのレーダー・迎撃ミサイル基地建設問題では、阿武町の農業や観光など地域発展の取り組みが成功しているなかで、住民の生活・環境と平和・安全をおびやかす戦略的軍事基地の建設計画に絶対に許せないこと、圧倒的な住民が反対し、かつ町長が住民の生活と平和的生存権を破壊する暴挙に自治体の首長として明確な反対声明を出すなど、生活に根付いた多くの住民の反対が生み出されている状況が報告されました。築城基地では、米軍基地化が計画され、新駐機場、2700メートルへと滑走路沖合延長、燃料施設、米軍宿舎などの基地増強計画が明らかとなり、日米軍事一体化が一挙に加速していること、これに地元・首長が巨額な交付金が入ることに歓喜して受け入れ、一方で、新たに基地拡張に反対する営農組合など住民の反対が沸き起こっていることなど、攻防の新局面を話されました。毎月2日に定例の築城基地反対の座り込みなどの行動が営々と取り組まれていることなども報告されました。沖縄・辺野古新基地建設阻止では、キムさんが辺野古新基地建設をひろい人々のネットワークをつくりながら、粘り強く展開し、沖縄人民の辺野古新基地阻止攻防の多面的な状況を話されました。沖縄戦の多くの犠牲、天皇ヒロヒトが米軍の沖縄占領を進め売り渡した沖縄差別支配の問題、アメリカ帝国主義の侵略戦争へと沖縄の基地が動員される沖縄の加害者という状況など、沖縄解放闘争の歴史的根本的な問題の一端が報告提起されました。

    会場からは、さまざまなことが質問されたり、話されていきました。生活や積極的な地域での生き様に根付いた反基地・反政府運動が負けずに闘いわれ、おおきな闘いへのマグマがふきだしつつあることなどが共通の認識となり、闘いへの希望と勇気、勝利へとの決意を確認する需要な機会となりました。京丹後米軍Xバンドレーダー基地反対闘争が多くの住民とつながる課題や、横田基地反対闘争と連綿とした日常的たたかいへと切り開く毎月1日行動の開始なども、報告されました。岩国の大川牧師や鳥家さん、広島の反基地運動、などもアピールしました。

    反基地交流会・その1 反基地交流会・その2

    反基地交流会・その3 反基地交流会・その4

    反基地交流会・その5 反基地交流会・その6

    反基地交流会・その7 反基地交流会・その8

    反基地交流会・その9 反基地交流会・その10

関連資料

» 19岩国・労働者反戦交流集会次第(PDFファイル・約589KB)

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