日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する
日本連絡会議ニュース
反戦反基地、アジア人民連帯！ 2021岩国行動に約100名を超えて決起！
岩国行動2021が、11月20-21日、取り組まれ、コロナ感染対策を行いながら、各地から100名を超える決起となりました。主催は、アジア共同行動日本連と、左派労組である全国一般全国協・全労協系や関西生コン労組、全港湾などの岩国・労働者反戦集会実行委でした。
メインスローガンは次のものでした。中国包囲網のための米軍・自衛隊基地強化反対！ アジア民衆と連帯し、日米軍事同盟の強化と闘おう！岩国からも東アジアの平和をつくりだす！ です。
初日には、岩国・労働者反戦交流集会、そして国際連帯集会が持たれました。二日目には、岩国基地問題へのフィールドワーク、愛宕山見守りの集い、そして岩国市役所前広場でのデモ出発前の集会、最後に、岩国基地への抗議デモ、などを闘いとっていきました。
岩国現地からは、粘り強く闘われる、田村順玄さん、戸村良人さん、岡村寛さん、松田さなどの反基地住民の方々が、参加しました。
岩国基地は、米軍の海兵隊・海軍・空軍・陸軍などと自衛隊の一体化が進んでいます。まさにアジア・インド洋太平洋地域において、日米軍の侵略戦争の巨大な出撃・中継・ハブの航空基地となっています。米軍・強襲揚陸艦「アメリカ」が寄港し、F35BやF18など米軍戦闘機や自衛隊との訓練を行っていました。許しがたいことです。米陸軍のアパッチ戦闘ヘリ部隊も、飛来します。自衛隊の空母化している「いずも」「かが」も、岩国米軍のF35Bの離発着を行い始めています。まさに日本政府・岸田政権が「敵基地攻撃力」への転換をかかげ、アジア太平洋や世界の人民に対して、米軍と自衛隊が侵略と虐殺を繰り広げる状況が既成事実となって、到来しています。こんな憲法9条破壊は絶対に認められません。岸田自公政権の改憲攻撃を阻止していかねばなりません。
これらの基地強化に屈することなく、対決し、「敗けない」、岩国住民のたたかいは続いています。岩国行動の二日間にわたって、田村さん、戸村さん、岡村さんの反戦平和・反基地のアピールを受けていきました。
その意義は以下のものでした。
反戦反基地の全国・アジア規模の連携と闘いの強化を確認し、戦争・改憲を許さないたたかいの国際的推進をしっかりと方針化していきました。
岩国住民、さらに沖縄、宮古、九州・佐世保、京丹後、横田など全国各地、そして韓国のソソン里での米軍THAARDミサイル配備阻止闘争、フィリピン・ミグランテの反帝国主義・反戦反軍のアジア太平洋地域の闘いなどを交流・連携していきました。
沖縄から辺野古新基地建設阻止をたたかうキム・チミョンさん、宮古からは清水早子さん（「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」）、佐世保の篠崎正人さん（リムピース編集委員）、京丹後の永井友昭さん（京丹後市議、米軍基地建設を憂う宇川有志の会）、などからリモートを含む発言を受けました。そして東京・横田基地反対の全労協などの訴えもありました。
二つ目には、激しい労組潰しの弾圧と対決し、外国人技能実習生の労働者支援などをたたかう、左派労働運動の反戦反基地現地行動を継続するものでした。労働者実行委には、多くの賛同がありました。その集会では、関西生コン労組から弾圧を粉砕する決意、北九州ユニオンからも反弾圧闘争の状況報告、全港湾大阪からの辺野古新基地建設阻止の報告、東京全労協から横田基地反対の取り組みなど、交換しあいました。
三つ目には、若者や、反差別の解放運動をたたかう人たちなど、広範な決起をつくり出すことに、成功しました。
そして四つ目には、岩国住民や広島の住民と交流や連帯をすすめ、爆音も激しくなった岩国基地に反対するデモ行進をやり、市街地を通り、基地包囲として、行動していったことです。
国際連帯集会や労働者集会の基調を掲載します。
ともに、岩国基地反対、沖縄・辺野古新基地建設阻止、宮古島軍事要塞化を許さない、佐世保基地反対、京丹後米軍Xバンドレーダー基地撤去、横田基地反対などをたたかおう。
改憲・戦争態勢の攻撃を強める岸田政権打倒をたたかおう。アジア米軍総撤収をたたかおう！
アジア人民と国際連帯し、差別排外主義を許さず、改憲阻止に勝利していこう！
関連情報
» 岩国から東アジアの平和をつくりだす2021岩国国際連帯集会 基調（PDFファイル・約190KB）