鄭義憲(チョン・ウイホン)さんの入国拒否に対する抗議文

 

 

 

 

 

鄭義憲(チョン・ウイホン)さんに対する入国拒否に抗議しよう!

 

6月25日から日本を訪問する予定だった韓国の鄭義憲(チョン・ウィホン)さんに対し、大阪入管空港支局が入国を不当に拒否し、本人と受け入れ側の抗議を無視して翌日強制的に帰国させるという事態が起こりました。詳しくは下記の抗議文をごらんください。G8サミット会議に先立つこのような人権侵害・政治弾圧を決して許してはなりません。

この抗議文を法務省と入管あてに1通でも多く送ってくださるようお願いします。ファックスやメールで抗議を集中しましょう!宛先は次のとおりです。

■法務省

御意見等の専用メールアドレス → webmaster@moj.go.jp

御意見等のファックス電話番号 → 03-3592-7393

■法務省入国管理局警備課

住所:〒100-8977東京都千代田区霞が関1-1-1

メールアドレス:shoguu@moj.go.jp  FAX:03-3592-7368

■入国管理局関西空港支局 総務課  072-455-1465(FAX)

■鳩山邦夫法務大臣 東京事務所

〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第2議員会館243号室

TEL:03-3581-5111内線7243 直通:03-3508-3843 FAX:03-3580-8001

 

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鄭義憲(チョン・ウイホン)さんの入国拒否に対する抗議文

 

法務大臣 鳩山邦夫 殿

大阪入国管理局関西空港支局 殿

 

6月25日、韓国から関西空港に到着した韓国の全国地域業種一般労働組合協議会・元議長である鄭義憲(チョン・ウィホン)さんに、大阪入国管理局関西空港支局は入国を拒否する認定を行った。これに抗議して、鄭義憲さんは、即刻、法務大臣宛に、入管の入国拒否認定を取り消し自らの入国を認めることを求める異議申し立て申請を行った。同時に、鄭義憲さんは、この不当な措置に対して抗議するとともに、法務大臣が、異議申し立てを受け入国を認めることを要求するハンガーストライキに入った。また彼を知る労組からの身元保証や国会議員を通じた抗議にも関わらず、26日朝には、法務大臣は異議申し立てを認めず退去命令を下し、昼には、鄭義憲さんは強制的に本国に送還させられた。

わたしたちは、入国管理局・法務省が行った鄭義憲さんに対する入国拒否決定に強く抗議する。この入国拒否が、G8サミット警備を目的とした、日本政府・法務省による、まったく不当な政治決定・人権侵害であることは明らかである。

そもそも韓国から連日、何万人もの観光客が到着する関西空港で、「観光日程があいまいである」とか、「泊まるホテルが予約されていない」というような些少な理由で、鄭義憲さんを長時間に渡り別室で監禁し身元調査をしたことは重大な人権侵害である。さらに、出迎えの者が、滞在日程や宿泊先について説明し、入管職員も宿泊予定施設に直接電話をかけてその宿泊予定が事実であることを確認したにもかかわらず、入国を拒否した。しかも、入管当局は、鄭義憲さんの講演予定なども把握していたにも関わらず、最後まで「観光目的があいまい」などという口実で、真の弾圧目的を隠蔽したまま入国を妨害した。

今回の鄭義憲さんに対する入国拒否決定が、G8サミット警備を目的とした不当な政治弾圧、人権侵害であることは明白である。日本政府は、すでにこれまでにも、G8サミットに批判的な海外からの入国希望者に対して、さまざまな口実を使って不当な入国拒否を重ねてきた。7月洞爺湖でのG8サミット首脳会談を前に、日本政府によって、海外からの入国希望者に対するこうした不当な人権侵害・政治弾圧が重なるならば、それは極めて重大な事態である。

わたしたちは、鄭義憲さんに対する今回の入国拒否決定に強く抗議する。また、日本政府・法務省、入管当局が、こうした不当な入国拒否政策を即刻中止することを要求する。

 

2008年6月29日

提出団体(個人) 署名

 

awcjapan21@yahoo.co.jp

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