韓国シチズン精密労組日本遠征闘争団
帰国にあたっての挨拶文

 

 

 

 

 

韓国シチズン精密労組日本遠征闘争団
帰国にあたっての挨拶文

4月24日、シチズンホールディングスは労働組合との合意を破り、一方的に会社の売却を行いました。20年前に資本金44億ウォン規模だった時計の会社を資本金2億ウォンの靴会社に売却してしまったのです。もともと団体協約の合意では、会社に変更がある場合は事前に知らせ、雇用などについて話し合うことになっていました。私たちはこの売却で、深刻な雇用不安を感じ、家族の生計が危ないと判断しました。

雇用と生活を守るための闘いはすぐに始まりました。

6月5日遠征闘争団は、シチズン本社闘争に向けて日本へやってきました。
初めて来ると、見知らぬ土地と言葉の違いでとても不安でした。

ですが、私たちの闘いを多くの人に知らせ、暑さにも関わらず遠くから駆けつけてくれた方々の助けによって、私たちは力を得ました。

「応援する会」と共に来てくれた方々の支援によって、闘おうと覚悟を決めました。

とても暑い日にも一緒に闘ってくれた日本の労働組合の幹部の人たちの連帯は、私たちを闘いに奮い立たせてくれました。本社前の障害物が少しずつ増えるたび、怒りは大きくなり、私たちはさらに闘いを続けました。

こんな私たちの闘いを心で受け止めて連帯してくださった多くの方々に、もう一度感謝します。

9月12日、闘争は終結しました。

要求は完璧に勝ち取られたとはいえませんが、雇用が保証され、生活を守り抜いたことで自分たちを慰めたいと思います。本来ならば、日本に少し残って、皆さんにご挨拶すべきところですが、ちょうど韓国はお盆を迎えています。

韓国人はお盆に家族や両親に会い、お墓参りもしなければならないので、急いで帰ることになりました。

連帯してくださった多くの方々にもう一度深く感謝いたします。

本当にありがとうございました。

 

 

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