G8洞爺湖サミットに関しピョントンサが判侵略アジア学生共同行動に送った連帯メッセージ

       

 

 

 

 

連帯メッセージ

新自由主義を拡大し、戦争と貧困、環境破壊をもたらすG8首脳会談を中断せよ!

 

7月7日から9日までG8首脳会談が日本の北海道で開かれる。日本政府は、2万人の警察とイージス艦、駆逐艦、パトリオットミサイル、空中早期警報統制機などを動員して戦時を彷彿させる警戒に入った。このような事実はG8会談が、民衆と乖離した、彼らだけのパーティーであることを端的に示している。ピョントンサは、G8会談粉砕を叫び強力に闘争する日本民衆の闘いに熱い拍手を送る。またわれわれはこの闘争に参加するために日本を訪問する活動家はもちろん、甚だしくは取材記者までも空港に監禁し、入国不許可、強制帰国措置を取っている日本政府のふるまいを厳重に批判しないわけにはいかない。

今回のG8会談の主要議題は、地球温暖化の防止、食糧と原油価格暴騰問題、および不安な世界経済に関する解決法などである。表面的には彼ら先進国が全地球次元の問題を先頭に立って解決するかのように見える。

しかし、人口は全世界の15%ほどに過ぎないが富においては5分の3以上を独占している彼らG8に所属する諸国家は、全世界を新自由主義という巨大な歯車に組み込んでその主人の役割をしようという魂胆を持っている。新自由主義は、一部の先進国と一部の資本家たちの腹だけを肥やす、決して公平でありえない政策だ。世界経済はすでにこれら一部の先進国によって音もなく食い荒らされている。貧困と戦争、環境破壊などの深刻な問題を引き起こしている新自由主義政策を信奉しながら、それによって派生している問題を解決するのだという発想は明らかな矛盾である。

さらに今回のG8会談では、京都議定書に代わる「ポスト・京都議定書」の枠組みを準備するという。しかしG8所属国家であると同時に温室ガスの排出量がもっとも多い米国とロシアは本来、京都議定書の合意事項に対して消極的に対処している。また原油と食糧価格の暴騰に対する対策を論議するというが、石油を独占するためにイラク戦争を引き起こし、弱小国家に自由貿易を強要して各国の食糧主権を脅かしている主体はまさにG8に属する諸国なのだ。

自国の利己的な利益だけのための卓上の論議は即刻中断されねばならない。

韓国では、イ・ミョンバク政権が成立して、公企業の民営化・医療制度の民営化など、社会全般のすべての構造を新自由主義政策に基づいて変えようとしている。誤った牛肉輸入協議によって始まった韓国民衆の怒りが今はイ・ミョンバク政権の新自由主義政策に対する怒りに全面的に広がりつつある。私たちは、国民の声に対しては無差別に暴力と公権力で応えながら、G8会談という邪悪なゲームに加わろうと努めているイ・ミョンバク政権に対して怒りを禁じえない。

他方、私たちは最近の核申告書の提出、ヨンビョン冷却塔爆破に代表される朝鮮民主主義人民共和国の非核化の意志に注目し、日本など関連当事諸国は6者会談合意に沿った自らの義務を早急に履行することを強く促すものである。ひいては、私たちは核廃棄段階に相応して、東北アジア冷戦の解体と平和構造の創出のためにも、朝鮮半島平和協定の締結と軍事同盟の廃棄に積極的に立ち上がることを関連当事国に厳しく要求する。

最後に私たちはG8サミット・アイヌモシリ連絡会の成員として強力な闘争を決議しているAWCとAASJAの同志たちをはじめとして、5000人~6000人の参加のもとで行われる「挑戦G8平和行進」に熱烈な連帯の挨拶を送り、新自由主義粉砕と韓米日の三角軍事同盟の粉砕、朝鮮半島と東北アジアの平和のために、もてる力を尽くして闘っていくことを表明する。

アジアと第三世界民衆の抑圧を正当化するG8首脳会談を中断せよ!

新自由主義を拡大するG8会談を中断せよ!

戦争と貧困、環境破壊を引き起こすG8会談を中断せよ!

東北アジアと世界平和のために闘おう!

 

平和と統一を開く人々

(常任代表:ホン・グンス、ムン・ギュヒョン、ペ・ジョンニョル)

 

   

 

 

 

 

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