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韓国政府による入国拒否を弾劾する! |
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7月1日に韓国政府が、AWC日本連メンバーに対して入国を拒否する事態が発生しました。G20ソウル開催への事前弾圧と思われます。以下は、日本連抗議声明と、韓国側抗議声明です。不当な入国拒否に対する抗議の声を広げていきましょう! ***************** <日本連抗議声明> 韓国政府による入国拒否を弾劾する! 韓国の入管当局は7月1日、アジア共同行動(AWC)日本連絡会議のメンバーAさんの韓国入国を拒否し、日本へと強制送還した。われわれはこの韓国入管当局と李明博政権の暴挙を満腔の怒りをもって弾劾する。 Aさんは今回、神奈川の労働団体の反基地平和ツアーに通訳として同行し、韓国の反基地運動の現場を訪問する予定であった。しかし仁川空港の出入国管理事務所は、他のツアー参加者とともに7月1日正午前に空港に到着したAさんの入国を拒否し、最終的に同日午後6時すぎに日本へと強制送還した。このかん出入国管理事務所の職員は、AさんがAWC日本連のメンバーであることを確認しようとし、また不当な措置に抗議しその理由を糾すAさんに対して、「上(韓国法務省)の決定」によるものであり、自分たちには詳しいことは分からないなどと答えている。 入管当局と韓国政府は入国拒否の理由をまともに明らかにはしていない。しかし、今回の事態は、今年11月にソウルで開催予定のG20首脳会合に関連する事前弾圧だとわれわれは考える。AWC日本連はすでに、資本の貪欲で野放図な展開が引き起こした世界的な経済危機のなかで自らの生存権をかけて立ち上がるアジア・世界の労働者民衆と連帯して、今年11月に連続して開催予定のG20-横浜APECに反対してたたかう立場を鮮明にしてきた。今回の入管弾圧は、国家の威信をかけてG20を「成功」させようとしている韓国・李明博政権が、韓国の労働者民衆の闘いに連帯し、国際的な共同闘争を推進しようとする活動家の韓国への訪問をすでに現在の地点から遮断するというあまりにも不当な、なりふり構わぬ政治弾圧である。 同時に明らかなのは、入管の職員がAさんに対してAWC日本連のメンバーであることを確認しようとしたことに示されるように、AWC日本連の活動実践そのものが李明博政権による弾圧の対象とされていることだ。われわれAWC日本連はG20やAPECを通した多国籍企業・独占資本による労働者民衆への搾取・収奪の強化に反対するとともに、東アジアの平和と朝鮮半島の自主的平和統一を求め、日米韓軍事同盟の強化に反対し、アジアからの米軍総撤収を実現するための国際共同闘争を推進してきた。また韓国海軍軍艦「天安」沈没事件に関しては、すべての情報の公開を求め、不確かな根拠をもってする日米韓の朝鮮民主主義人民共和国への一方的な敵視と制裁強化、排外主義煽動に反対してきた。さらに、李明博政権の弾圧に抗してたたかう韓国の労働者民衆への国際的支援を実行してきた。そしてこのような実践のなかで、韓国にも訪問し、日韓労働者民衆の国際連帯と交流を進めてきたのである。今回の弾圧はこのようなわれわれの実践に対する弾圧であり、同時に、反労働者民衆、反平和、反統一という李明博政権の性格の一端をあらためて示すものであった。それはまた、われわれと同様の見地から韓国の労働者民衆との交流と連帯を進めようとしている世界のすべての民衆団体に対する弾圧へとつながっていきうるものである。 さらに、今回の弾圧は、日韓の治安当局による連携した民衆運動弾圧の一環としておこなわれた可能性が極めて高い。すでに今年3月15日には日韓の警察庁長官によるトップ会談がおこなわれ、報道によれば、そこではG20-横浜APECを控えて、「テロや過激集会、デモを主導する団体に関する情報を共有するホットラインの構築を決め」(聯合ニュース)、また韓国側から日本の活動家の「日本での動静に関する情報提供が要請された」(産経新聞)という。また、6月30日には第4回「日韓テロ協議」がソウルで開催され、同様にG20・横浜APECに関連する治安対策が協議されている。 われわれAWC日本連は今回の入国拒否に示される李明博政権あるいは日韓両政府による弾圧を許さず、反戦平和・反基地・反新自由主義にもとづく日韓労働者民衆の国際連帯を断固として発展させていくだろう。そして韓国をはじめ闘うアジア・世界の労働者民衆と連帯し、11月のソウルG20に対する国際的な闘いの一翼を断固担い抜くとともに、引き続く横浜APECに反対する国際共同闘争の成功を全力でかちとっていくだろう。 最後にわれわれは、あらためて今回の韓国政府によるAさんへの入国拒否を弾劾し、その入国拒否対象者リストからの削除を求める。われわれは日韓労働者の連帯を妨害しようとする日韓両政府のあらゆる策動と断固としてたたかい、共同闘争のさらなる前進をかちとっていくことをここに決意する。 2010年7月5日 アジア共同行動(AWC)日本連絡会議
******************************************* <AWC韓国委員会と民主労総の連名による抗議声明> 日本の活動家への入国拒否を糾弾する! インチョン空港の出入国管理事務所は昨日(7.1)、AWC(日米のアジア侵略・支配に反対するアジア・キャンペーン)アジア共同行動日本連絡会議の事務局次長、Aさんの入国を許可せず、強制出国させた。Aさんは日本の神奈川県の労働者10人による第8回反基地平和ツアー訪韓行事の通訳のために入国しようとしたところであった。この日午前、インチョン空港に到着したのち、いっしょに到着した労働者たちは全員入国が許可されたが、Aさんだけが出入国管理事務所で調査を受け、午後6時過ぎに再び日本に送り返された。出入国管理事務所は「上からの決定」(法務部)事項なので自分たちはその理由を具体的に知りようがないと答弁したという。 Aさんは、この10年以上、数十回にわたって韓国を訪問し、今年だけでも数回訪問している。彼は韓国で大学院に通い、韓国語を流暢に駆使する。彼はAWCの業務のみならず、学生や一般人の韓国訪問に同行する通訳としてひんぱんに訪韓している。民主労総集会や、国内で開かれた行事に参加したことがあり、拘束されている労働者を数回にわたって面会するなど、韓国情報当局がすでに把握している人物である。彼の活動内容については国内のインターネットサイトにも掲載されている。彼に対する入国不許可がどういう意味なのか、どのような危険があるのか、まったく分からない。このたびの彼の訪韓は、平和ツアー団の通訳をするという役割であった。にもかかわらず入国を許可しなかったことは理解できない。 AWC日本連は、日本が第2次世界大戦の戦犯国家として、戦後の平和憲法に明記されたとおり軍隊を保持したり侵略戦争をすることができないにもかかわらず、1992年に日本の自衛隊が平和維持軍の名で海外派兵をしたことに反対して結成された。それ以降、AWC日本連は、帝国主義と新自由主義に対する反対闘争の先頭に立ってきた。日本をはじめとした東アジア地域での米軍基地撤収と帝国主義侵略戦争反対、WTOとAPECなどが推進する新自由主義反対闘争にもその先頭で闘ってきた。それのみならず、日本の朝鮮半島侵略と植民地支配を正当化する歴史教科書歪曲、在日韓国人への差別、日本の独島に対する領有権主張などに対して、日本国内の極右主義者たちからの冷遇を受けながらも、韓国政府や韓国人がやるべき仕事を先頭に立って闘ってきた。そして韓国労働者の雇用と生存権闘争にも力いっぱい連帯してきた。 イ・ミョンバク政府は、6.2地方選挙以降、社会を恐怖ムードに追いやろうとしている。今年末にソウルで開かれるG20首脳会談に備えて、国際市民社会団体の韓国訪問や交流をいまから遮断しているという疑いを消すことができない。G20 開催を通じて、国際的に責任ある国家の役割を果たし先進国へと跳躍すると公言しながら、後進的なふるまいを見せているのは嘆かわしいことだ。国際行事を目前にして、市民社会団体の活動家たちに対する予備検束の次元で外国人の入国を拒否することは人権じゅうりんであり、国際条約への違反である。もしもAさんの入国拒否が、来る11月ソウルで開かれるG20 と、横浜で開かれるAPECに備えた韓日両国の共助のもとに行われたことならば、いっそう深刻な問題である。政府は市民社会団体の活動家の正当な国際交流と当該国訪問を妨害してはならない。Aさんに対する入国拒否を強く糾弾する。 2010年7月2日 AWC韓国委員会/民主労総/
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