沖縄でのフィリピン人レイプ被害者に正義を!(ミグランテ・ジャパンの声明)

       

 

 

 

 

MIGRANTE-Japan

February 22, 2008

NO TO U.S. BASES!

沖縄でのフィリピン人レイプ被害者に正義を!

ミグランテ・ジャパンは沖縄での米兵によるフィリピン人女性に対するレイプ事件を強く弾劾する。われわれは徹底的な調査を要求する。われわれは米国政府に対して、すばやく公正な調査をおこなうために、犯人とされる人物を引き渡すことを要求する。

またもやわれわれの同胞であるフィリピン人に対するレイプ、犯罪が発生した!われわれはまたもや米兵がそれを引き起こしたことに憤っている。2006年11月、22歳のフィリピン人女性をレイプした米海兵隊員が有罪判決を受けた。このレイプ事件はフィリピン国内で起き、広くメディアの注目を浴びた。しかし、米国政府は-アロヨ政権の黙認のもとで-判決を支持するのではなく、有罪を宣告されたレイプ犯、ダニエル・スミスの「逃亡」を企図した。被害者が苦痛と絶望にさいなまされ続けている一方で、スミスは在フィリピン米国大使館で保護監督下に置かれたまま時を楽しんでいる。

ミグランテ・ジャパンは、沖縄のホテルの室内でレイプされたフィリピン人女性に起こったのと同様のことがこれ以上繰り返されることをのぞまない。われわれは、ブッシュ・福田がこの事件をもみ消し、女性たち、そしてわれわれ日本にいるフィリピン人移民の誇りを傷つけることを許さない。われわれは、米軍によるのではなく、この犯罪の真相を突き止めることができる公正な機関によるすばやく徹底的な調査を要求する。そしていったん罪が証明されるならば、正義が執行されることを要求する。

ミグランテ・ジャパンは、フィリピン人移民に対しておこなってきたすべての犯罪のためにアロヨ政権を非難する。政府のほとんどすべての機関でおこっている無類の腐敗によって、限られた資源が食いつくされ、ますます多くのフィリピン人が海外での運だめしに追いやられている。いったん海外に出てしまえば、移民たちは実際には必要とされるドルを送金するドル箱として扱われるが、しかし必要なときにはいつも無視され、裏切られている。

いまこそ虐げられた海外の兄弟姉妹たちへの憂慮を示すときだ。われわれはアロヨ政権が沖縄でのレイプ被害者に手を差しのべ、法的に、領事館として、また物質的なすべての必要な支援を提供することを要求する。

ミグランテ・ジャパンはまた、沖縄の人々に、日本駐留の米兵によって犠牲になったわが同胞を含む犠牲者を支援し立ち上がってくれるよう訴える。われわれの経験から言えば、米国政府が問題をぼかして被害者を苦しめながら、真実を覆い隠すためにできることはなんでもしてくるであろうことはほとんど確実だ。

ミグランテ・ジャパンはレイプ被害者の正義を要求して東京の米国大使館への抗議行動に取り組むことを誓い、米国の覇権の象徴であり、民族の主権に対する直接的な攻撃である日本およびアジア地域のすべての米軍基地・施設の撤去という日本の人々の要求を共にして行動する。

 

 

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