アジア共同行動・日本連絡会議

日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する

日本連絡会議ニュース

 

 

 

韓国反基地闘争に連帯しよう!2013岩国行動へ。‏


今年の11月30日、12月1日の「アジア米軍総撤収!2013岩国行動」に立ちあがっていこう!アジア太平洋地域の反戦反基地闘争と国際連帯しよう。

韓国でも、済州島カンジョンの海軍基地建設反対のたたかいがねばりづよく行われています。カンジョンの海軍基地反対は国際的支援も集中してきましたが、韓国政府当局は、沖縄や「本土」の反戦平和運動メンバーを「入国禁止」にしています。済州島カンジョン海軍基地建設阻止に連帯してきたわたしたちAWC日本連のメンバーも多くが「入国禁止」「空港事務所監禁」「強制帰国」などの不当極まる人権侵害・弾圧をうけました。許すことができません。

韓国済州島カンジョンの海軍基地建設に反対する現地のメンバーは、体を張って、連日、抗議行動をたたかっています。少なくとも3名以上が長期の不当逮捕・拘束をうけています。さる8月4日には、海軍基地建設現場にたいして、ヒューマンチェーンの抗議をたたかい、世界中からの反基地国際連帯メッセージを交換しています。そこには、米国のオリバーストーン監督も連帯行動をとっています。

さらに怒りを持って許せないことに、今年8月から釜山港にアメリカ海軍の司令部を建設することが始まりました。2015年までに米海軍司令部をソウルから釜山へと完全に移転する予定だそうです。

済州島カンジョンにおける米艦船が使用する海軍基地建設の強行、岩国米軍基地強化、普天間基地へのオスプレイ配備・辺野古新基地建設攻撃など沖縄軍事基地強化の動き、京都・経ヶ岬の米軍Xバンドレーダー基地の建設計画など、アジア太平洋地域で米軍基地・米軍事力の強化が加速して推進されています。

カンジョン海軍基地建設反対闘争とともに、韓国本土のクンサン基地反対闘争も続いています。韓国クンサン基地反対の平和大会アピールをお知らせします。


平和都市クンサンを作る2013年クンサン平和大会 大会宣言文

クンサンは今から114年前、日本による強制開港を通じて作られた都市だ。日本の強制開港は湖南平野の米を収奪して日本本土の自国民の腹を膨らませるためだった。

日本帝国主義は民衆の土地を強制収用し、民衆の労働力を強制動員して土地干拓を行い、戦争基地を建設し、太平洋戦争を引き起こした。土地を収奪された農民は日本人農場主の奴隷になり、女性は遊郭に売られて性奴隷になった。

われわれは今日、クンサンの過去を見るだろう。その過去は痛みの過去であり、痛恨の過去だ。湖南平野の農地と米を収奪した日本帝国主義の実像を見るだろう。クンサン市がその昔から戦争を準備し、戦争をしていたところだということを知るだろう。また今も戦争を準備しており、民衆たちに痛みを与えている現場を目撃することになるだろう。

日帝の植民地時代に公娼制が始まり日本人と日本軍など占領軍の性奴隷になった。公娼制は解放とともに廃棄されたが、クンサンでは米軍政庁を中心に性売買が行われ、朴正煕政権では政府が主導して米軍のための基地村を作った。このような女性に対する差別はクンサンに特殊な性売買の集結地域を作り、そこで2000年9月、2002年1月の2度の火災の惨禍が発生し、19人の女性が亡くなった。われわれは女性の人権がじゅうりんされた現場を見ながら、女性人権と平和のために考える時間を持つだろう。

今日、われわれは屈辱の現場を通ってクンサン米軍基地を歩くだろう。クンサン米軍基地は日帝の飛行学校の跡地に作られ、未だに昼夜を分かたず戦争演習を行っていると同時に、住民たちに持続的な苦痛を押し付けている。米軍による環境汚染によって苦痛を受けているが、住民たちは「国家安保」という理由だけで沈黙と苦痛を強要されながら、今も生きている。油の流出によって農耕地が汚染され土壌を痛めつけ、地下水を飲めなくされた。西海岸に汚染水を無断で放流し、戦闘機の爆音は住民たちを疲れさせ、病気にさせている。しかしこのような米軍が住民たちに加えている環境被害と犯罪行為にはSOFAが立ちはだかって米軍を保護してやっている。

われわれの大切な歩みは、苦痛を受けている米軍基地周辺住民たちの問題解決を強く求め、済州カンジョンの海軍基地建設と既存の戦争基地拡張に反対するものだ。米軍に供与された土地のうち、供与目的が喪失した土地と使用していない未使用供与地の直ちの返還を強く求める。普遍的で、客観的な真理「平和」を求めるこの道、戦争に反対するこの道、これ以上奪われることのないこの道、人権が生きて息づいていることを願う心を込めて2013年クンサン平和大会を開始する。

桎梏の歴史を繰り返さず、平和がクンサンの価値になり、朝鮮半島の価値になる日、まさに今日から始まるだろう。子どもたちにこれ以上の戦争の脅威がない社会をともに作っていきましょう。

2013年10月9日
2013クンサン平和大会参加者一同

 

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